雲場池【長野県軽井沢町】

地域

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「雲場池(くもばいけ)」は、離山の東の裾野にある池です。カラマツなどの木々に囲まれた軽井沢らしい大自然の風景が楽しめる地として人気があります。

外国人からは、昔、白鳥がやって来たことから「スワンレイク」と呼ばれていました。離山とともにピクニックコースとして愛され、澄み切った軽井沢高原の空気と深い森が彩る四季折々の風景が人々を楽しませてくれます。

雲場池は、その細長い形状などから、大昔に浅間と碓氷の間の山奥に住んでいた大男「デーランボー(ダイダラボッチ)」の足跡に水が溜まって池になったという伝説がありますが、実際は、小川をせき止めて誕生した人工池です。おとなりの離山にもその昔、山賊の見張り台があったという説話がありますが、現在は、周辺は雲場池園地としてよく整備されていて、憩いの場として利用されています。

軽井沢には、自然を愛し、それを守りたいと考える人々が集ります。木々の豊かなイメージがありますが、かつては木も草もない土地でした。ここに雨宮敬次郎をはじめとする人々が700万本ものアカマツやカラマツ、白樺を植えたことが現在の森の礎となっています。このような歴史をもつことが、都会では難しい隣人とのコミュニティや思い出づくりが軽井沢ではできるといわれるゆえんなのかもしれません。

アクセス 軽井沢駅からタクシーで7分
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